エアコンの暖房、冷房、設定温度について

みなさんは、エアコンの夏と冬の設定温度はどれくらいが標準だと思っていますか。
私の友人の1人は、夏の設定温度を20℃にしていています（暑がりで汗っかきという理由で）。
しかし普通に考えた時、夏の設定温度20℃はあまりにも低すぎます。

では、設定温度はどれくらいが一般的なのでしょうか。
実は、環境省が推奨している設定温度があるのです。

「夏の設定温度は28℃／冬の設定温度は20℃」

○夏のエアコンの設定温度
一見すると、エアコンの温度設定28℃は高過ぎるのではないかと思うかもしれません。
しかし、エアコン以外にさまざまな工夫をすれば、28℃でも十分ひんやりすることができるのです。
例えば扇風機やサーキュレーターを併用して、部屋の空気を循環させたり、熱を吸収してしまうカーテンをすだれに変えてみたり・・・。
こうした工夫をすれば、28℃でも快適に涼しく過ごすことができるのです。

○冬のエアコンの設定温度
夏の設定温度と同じように、冬のエアコンの設定温度20℃は低すぎるのではないとか思うかもしれません。
しかし夏と同じように扇風機やサーキュレーターを併用して部屋の空気を循環させたり、窓に断熱シートをすることで外の冷気を遮断してみたり・・・。
こうした工夫をすれば、20℃でも快適に暖かく過ごすことができるのです。

しかしこれだけでは、「環境省が推奨する設定温度で頑張ろう」という気持ちになれないかもしれません。

そこでもう1つ、エアコンの消費電力について触れてみたいと思います。
（冬の設定温度を1℃低くするだけで、約10％の消費電力の削減に繋がるのです。）

つまり「夏のエアコンの設定温度が低ければ／冬のエアコンの設定温度が高ければ」、単純にその分電気代が増えてしまう訳です。
さらに言うならば「設定温度＋1日1時間エアコンを付ける時間を短縮」すれば、1台あたり年間にして410円も電気代を節約することができます。
このように電気代を節約するためにも、上記に明記した設定温度で過ごすことを勧めているのです。