エアコンはなんで冷えるの?01

私は今エアコン屋さんをしているので、毎日毎日エアコンを取り付けています。そこで学んだ事をここに書き記しています。

私たちの生活の中で、エアコンは必要不可欠な存在になっていますよね

例えば夏場になると、冷房を効かせて暑さをしのぎます。
(冬場になれば、暖房を効かせて寒さをしのぎます。)

ところで、みなさんはご存知でしょうか・・・何故、エアコンが冷えるのか?

ここでは、エアコンが冷える仕組みをわかりやすく説明したいと思います。

みなさんにも、次に挙げる経験があると思います。

・注射をする前にアルコール消毒をすると、患部がヒヤッと感じる。
・真夏に打ち水をすると、その場所だけ涼しく感じる。
実はこの2つの行動には、ある同じ原理が基にになっているのです。

それは「アルコールの蒸発が熱を奪う/打ち水が蒸発して熱を奪う」原理のことで、それは一種の冷房手段になっているのです。
「液体が気体になる→蒸発→周囲から熱を奪う(蒸発熱)」

では実際に、エアコンが冷える原理を上記の原理に当てはめて考えてみたいと思います。
一般的にエアコンは、室内機と室外機の2つで1セットになっています。

そして部屋を冷やそうとする時、圧力が下がった液体状態の冷媒が、室外機から室内機に送られます。

○冷媒について
エアコンは低温でも非常に蒸発しやすい液体を使用していて、この液体を「冷媒(フロンガス)」といいます。
つまり、冷媒は「アルコール消毒/打ち水」の役割を担っていることになるわけです。

室内機に送られた冷媒は、室内機内にある熱交換器によって気体の状態に変えられます。
「液体(冷媒)が気体に変化→気化熱の原理で周辺の熱を奪う」
これが「何故、エアコンは冷えるの?」の原理になります。
最後にわかりやすい言葉で、冷える仕組みを総括しておきます。

部屋が冷えるイメージとして「室内機から涼しい風が出る」感覚があると思いますが、実際は「室内に溜った熱を室内機で奪い、その熱を室外機で放出している。」ということです。
(ちなみにエアコンの原理は、「カーエアコン/冷蔵庫/冷凍庫」でも基本的に同じです。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です